鈴鹿市三日市は三重県の中央部北側に位置し、古来より東海道及び伊勢熊野街道など、多くの街道が交差するところで、奈良・大阪・京都から東国に向かう重要な街道の分岐点でした。
三日市という地名が示すように毎月「三」のつく日に市が開かれて、大勢の人たちで賑わいました。
そのため、今から約1400年前、聖徳太子は仏法弘通のため、如来寺と太子寺を創建されました。
そして如来寺に恵光坊(現;良珠院)と浄林坊(現;常超院)、太子寺には真蔵坊(現;寿福院)と清泉坊(現;摂取院)を両寺の護持にあたらせました。