如来寺

にょらいじ

市道に面した総門、右に「聖徳皇太子創基」左に「光明山無碍光院如来寺」と記した石標から参道を行くと如来寺に達する。

 

当山は聖徳太子が恭敬のまことを致された三国伝来の一光三尊佛(弥陀・観音・勢至)を模した金像をご本尊としている。右脇に顕智上人等身の木像(坐像・鎌倉時代)、左脇に聖徳太子二歳の南無仏の像が安置されている。

 

顕智上人は親鸞聖人の高弟、真宗高田派の第三世である。弘長二年(1262年)11月28日、親鸞聖人のご臨終に侍せられ、京都大谷御廟建立、聖人遺著の結集など真宗原始教団の確立に尽力せられた大恩人である。